我がマンション

私は、３０軒足らずの珍しく戸数が少ないマンションに住んでいます。
エントランスで出会っても、エレベーターでご一緒しても、何号室の〇〇さん、とすぐわかります。

マンションが出来た当時は、お母様達が小さいお子様を連れてエントランスで、マンション内の砂場で、集まり、時にはお互いの家を訪ねあい、子ども達の声がマンションに響いていました。
お子様が大きい方は、子育て経験を生かし時には助言アドバイスをして下さりマンションのおじいちゃん・おばあちゃん的な存在で、若いお母様達には心強い存在でした。
今はその子ども達も、中学･高校･大学･社会人と成長し、日中はほとんど会うことも無くなりました。でも偶然に顔を見ると「大きくなったね－」と思わず感動！！

挨拶もしない、隣の人も知らない、自分さえ良ければいい、新聞を開ければ、幼い子ども達が痛ましい事件に巻き込まれる記事が絶えない今、出会えば「おはようございます」「こんにちは」「お帰りなさい」の声が必ず聞かれる我がマンションで育つ（育った）子ども達は幸せだな、と思います。

住民の方の手によるマンションの入り口に欠かさず生けられるお花、エレ－ベータ－内の季節毎に変わるジグゾ－パズルも目を楽しませてくれます。